外為市場の動きに政治は大きく関係しています。基本的に外為市場は保守的な性格があるため、その時の政権のあり方によって、上昇したり、下降したりします。一般的にその国の政権が変わると、不確実性が増大し、資本が流出(通貨売り)し、通貨の価値は下落(為替レートの下落)します。また、国が抱える経済問題、例えば、財政赤字、インフレの抑制などに対しての対策が解決策として国民に受け入れられるのか。受け入れられれば、通貨は上昇し、逆に受け入れることができない場合、通貨は下降します。また、与党が選挙で大敗すると、通貨は下がります。政権の基盤が弱いと判断されます。首相、大統領、大臣、政府要人、関係者などが問題を起こして辞任するときも、通貨が売られ為替レートは下落します。特に政治的な要因が強く影響を与えるのがエマージングマーケット通貨です。先進諸国よりエマージングマーケット通貨を持つ国の方が政治的な事象が経済に与える影響が強いためです。経済システムの基盤が弱く世の中の変化に柔軟に対応できない面があるためです。この他、地域紛争や戦争によっても通貨は影響を受けます。より安全な地域に、より安心な通貨が買われます。このように政治的な要因が経済に与える影響、特に通貨に顕著に現れます。政治的な動向にも注意をしましょう。