商品の取引は、貨幣と商品の交換という形式で行なわれますが、取引の種類によって決済期間、決済方法、契約の形態が異なります。商品取引には、市場経済の発達につれて、現物取引、先渡し取引、先物取引と発展してきました。では、現物取引、先渡し取引、先物取引の違いをみてみましょう。現物取引は皆さんがお店で物を買うことです。お金を支払って、その商品を貰い受けます。これが現物取引です。先渡し取引は10日先、1ヶ月先、3ヶ月先など、現物を受け取る決済日を事前に決定し、その時の価格と数量をあらかじめ決めておいて、決済日に代金を支払って品物を貰い受けます。次に先物取引ですが、現物取引、先渡し取引とは、大きく異なっています。決済日に決済することは義務付けられているので、先渡し取引といっしょですが、大きく違うことは、決済日までに、買い付けたものを先物市場で転売したり、売り付けたものを先物市場で買い戻したり、決済日前までに自由に売買が行なえます。そしてその売買の差額で利益を上げられ、決済日を待たないで決済することができます。これが、現物取引と先渡し取引との違いです。この先物取引に発展したのは、商品の種類、生産量が増え、大量の取引が市場、取引所で行われるようになると、生産者と消費者の間の仲買業者が現れ、取引の仲立ちをするようになりました。しかしながら現物で取引を行うことは、取引量が増え、難しく、ここで、品質や規格を取り決め、その品質、規格品であれば価格はいくらだというように見本を立てて取引を行うようになりました。ここに現物を直接扱わなくても取引行えるようになり、現在の先物取引の形が形成されるようになりました。