商品の流通、販売の流れは、最初に現物取引で行われます。商品を実際に見て、数量と価格、時期を決めて受け渡しを行ないます。その後、商品によっては、品質が均等なものがあり、現物を見なくても、どのような品質な商品かわかるので、商品名のみで、数量、価格、時期を決めて、受け渡しが行なわれるようになります。さらに、商品の品質により、そこに基準が設けられるようになります。Aという商品を基準にして、Bという商品は、Aと比較して品質が高いので、価格はAよりも高く設定したりしていきます。ここで、いろいろな銘柄にランク分けが行なえるようになります。このランク分けが「等級」です。「銘柄」と「等級」により、価格設定を行なえます。しかしながら、厳密に品質が決められないような商品も当然あります。ではその場合に価格付け、等級はどうするのかというと、当然、それぞれの銘柄に基準が出てきます。銘柄ごとに基準を設けるのです。その基準に照らし合わせて高めに設定するのか、安めに設定するのかを決定します。このようにして商品の価格を決めていきます。格付けを行なうのです。このような取引を標準物(格付け)先物取引とも呼んでいます。このように、商品の流れは、現物取引、見本取引、銘柄別取引、標準物(格付け)取引と流れてきました。次に製品の格付けはどのように行なうのでしょうか。2つ方法があります。「品質格付け」と「時価格付け」です。品質で格付けを行なうのは、主に穀物類です。穀物は、天候に左右され、毎年秋に新穀の出来ばえをみて、できがよければ高めに、できが悪ければ低めに設定し、この格差を通年、適用します。時価で格付けをする場合は、受け渡し1ヶ月前に実勢相場をだし、標準物等の時価と比較して取引所で、現物の受け渡し格差を決めます。それぞれこの決め方には、品質の場合は、市況の変化により、実勢に対応しないことがあります。時価の場合も、先物取引で売買した時点と実際の商品の受け渡し時期の差が妥当かどうかの問題があります。